コルセア / ドールフレーム

零式(※1)などの格闘性能に優れた機体に対抗するため、一撃離脱のための速度性能を重視し、開発されたフレームである。

背中に二機、腰周りにも長大な大型スラスターを2機備え、速度性能では突出した性能を持つ事に成功した。
また、出力をスラスターに回すためにフレーム部を削り(※2)、一部ドレス(※3)が派手に露出している事が特徴。
この点は軽量化にも寄与しているが、無論防御性能は大きく犠牲にしている。


このフレームを装備するパシフィクス本人達からは、「着やすい」「動きやすい」(※4)と微妙な好評ぶりだったが、
実戦闘では、特異なデザインとアンバランスな設計が仇となって、使いづらいという評判が絶えなかった。

特に腹部がドレス剥き出しであることはほとんど欠陥に近く、
この問題を解決するために、後期型では腹部にスケイル型(※5)の装甲が追加されることとなる。

多数の問題を抱えてはいたが、その高速性能を生かした一撃離脱攻撃は強力で、
特に零式など格闘戦は得意だが装甲が薄いタイプに対しては有利だった。



■メモ
※1 零式22型、及び32型。これらの機体に近接戦闘に持ち込まれた場合、多くの場合勝ち目はなかった。
※2 フレーム(金属部分のこと)は"ある"だけで、多量のエネルギーを必要とするため。
※3 フレームの下に着込むインナースーツの事。フレームとの融合触媒の機能も持つ。
※4 フレーム部分が少ないので、当然着心地(?)は良かった。このため応答性能もわりと良好だった。
※5 金属片を連続して配置したうろこ型の装甲のこと。全面的に装甲化できない場合の折衷案。

作者のコメント
動かせない絵は難しいです。

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